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近所づきあいの複雑さ

田舎暮らしでは、ご近所付き合いが重要

田舎暮らしをしていて何が大変かっていうと、やはりご近所づきあいだと思います。もちろん、このご近所づき合いというのも実はいろいろです。もちろん、デメリットなばかりではなく、メリットなところもたくさんあるでしょう。

たとえば、家族の誰かが風邪をひいたり、何かトラブルが発生したりした場合でも、ご近所の人がお見舞いをしてくれたり、場合によっては病院に連れて行ってくれたりすることもあります。そういう意味では何か合ったときに力強い味方になってくれるのは確かです。留守の時に気にかけてくれるので、安心して旅行にでかけることができるという人もいるでしょう。しかし、逆にそのことがデメリットにもなるのです。

都会では、そういう人づきあいというのはけっこうドライで、その部分が寂しいと感じたり、孤立していると思えたりすることもあるかもしれませんが、人づきあいの面倒さを感じる人にとっては、その田舎の人づきあいというのが面倒だと感じることも多いようです。

ご近所を常に意識する環境

いちいち干渉してくるのが大変だと思う人も多いでしょう。都会だと、あまり人の目を気にしなくても良いことが、田舎だと、いちいち人の目が気になってしまうということも多々あるかもしれません。それによって、自分の思った通りに行動することができなかったり、自分のちょっとした言動が思わぬ波紋を呼んで、問題になってしまうということもあります。また、誰と誰が仲が良いとか、あらぬ噂をたてられてしまうこともあるでしょう。そういうところが田舎のデメリットでもあるわけです。

ご近所のことを常に意識をしなくてはならないので、それが面倒とも言えます。いちいちお返しを考えなくてはならないとか、おつき合いで何かに誘われたら断ることができないというようなこともあるでしょう。都会だったら、そもそもそういったご近所づきあいが希薄なために、そういうことに気を煩わされることもないかもしれませんが、狭い村社会とも言える田舎生活の中ではなかなかそういうわけにもいきません。

住みにくい環境になってしまうと、それだけで大変だと感じる人も多くなるでしょう。田舎だと息苦しいとか、常に見張られている気持ちになるとかいう声もしばしば聞かれます。適度な距離を保ちながらご近所とうまくやっていきたいと思っている人にとっては、その微妙な距離をどのようにして保てば良いのかわからず、それによって煩わしい思いをすることもあるでしょう。

そういうことが大きなデメリットになるのです。