メリットとデメリットを考える
田舎暮らしだけではなく、都会暮らしでも、メリットとデメリットというものがあります。そして田舎で暮らす場合でも、都会で暮らす場合でも、どこまでそのデメリットを受け入れることができるか、ということになるのだと私は思うのです。
そのためにも、田舎に住みたいと思ったら、まずはメリットの前にデメリットの方をメインに考えてみるようにすると良いかもしれません。そのデメリットを受け入れることができるか、ということがとても問題なのです。もし、そのデメリットを受け入れることができれば、たとえ、メリットがそれほど多くなかったとしても、気持ち良く暮らすことができるようになるのではないでしょうか。
逆にいくらメリットが多くても、デメリットがどうしても受け入れることができなかったら、暮らしにくいということになってしまいます。そういうことを考えるためにも、できるだけ、その両者をきちんと頭の中でリストアップするようにしてください。そうすることによって、田舎暮らしというものがより自分にフィットするのかを考えられるようになるわけです。
田舎暮らしのデメリット
そこで、今回は、そんなデメリットのひとつを取りあげて、分析してみることにしましょう。田舎に住むことのデメリットのひとつは、配送の問題です。都会ですむ場合と田舎で住む場合では、配送に大きな差が生じます。これは距離的にも仕方のないことでもあるわけですが、田舎だと、配送が少し遅れることが多々あります。
都内だと即日配達が可能であったとしても、田舎だとそういうわけにもいかないのです。これはスピードを求める人にはどうしても大きなネックになることでしょう。ある商品をすぐに欲しいというとき、都内だとその日に注文すればその日の夕方には届くのに、田舎だと一日かかってしまうことが多いです。さらに配送料がかかったりすることもあるでしょう。特に島嶼部の場合には、そういったリスクやデメリットを避けることはできません。ですから、田舎に住みたいというような人は、そのような配送に関連するデメリットをどこまで許容できるのか、受け入れることが可能なのかというようなことを考えるようにしてください。
もちろん、そんなに急に物が必要となるようなことはないという人や、スピードが求められるような仕事をしているわけではないというような場合には、そのような配送に時間がかかったり、金がかかったりしてしまようなところでも気持ち良く住むことができるようになるでしょう。