決してメリットばかりではない
女性にとって気になるのが、田舎に住むことでの子育てに関するデメリットです。
田舎の子育てと言うと、メリットばかりがクローズアップされてしまいがち。
しかし、実際に引越しをしてみると、決してメリットばかりではないのです。
人の入れ替わりが少ない
実際に、田舎での子育てについてデメリットを並べている人がいました。
この中で、注目したいのが「人との関わりなどが、入れ替わりがないので学びにくい」という点。
そう、田舎は人の入れ替わりがあまりないのです。
実際に田舎に転勤した人の話を聞いてみると良くわかりますが、田舎と言うのはまず「大企業」と言うものがないので、外部から転勤してくる人の数が少ないです。
この為、幼稚園から中学校まで、ほぼ同じメンバーのみで固定されてしまい、外部からの刺激が入りにくいとか。
同じ面子とばかり仲良くしていると、人間関係もそこで固定されてしまいますので、人間としての成長を学ぶ機会がなくなってしまうのです。
これは、非常に大きなデメリットです。
転勤族を嫌う人がいる、能力を伸ばす場が少ない
また、田舎でずっと過ごしている人の中には「転勤族の子供とは仲良くさせない」と言う人も。
田舎でずっと人が固定されているところに住んでいると、人が出て行くということに慣れていません。
だから、「転勤して出て行かれると、子供のお友達がいなくなるから、あまり仲良くしてほしくない」などと、心無いことを言う人もいます。
都会には大企業が多く、移動が当たり前ですので、こういったことは少なく、初めて田舎に転勤した人は驚くかもしれません。
この記事内にある「能力を伸ばす場がない」と言うことに関しても、よく言われています。
田舎では、学校の選択範囲がとても少ないので、自分に合わない学校でも我慢して通わなければならない可能性があります。
田舎では、学校が「文系」「理系」の2種類しかないことも。
他の能力を伸ばしたいと思っても、それが難しい場合も多いのです。
また、コンサート会場などが近くにありませんので、「本物を見る機会が少ない」です。
本物を見る機会が少ないと、それだけ刺激がありませんので、感性が触発されません。
この点を、「田舎のデメリット」として挙げる人は決して少なくありません。
他にも、病院が少なくて具合が悪くなったときに困るなどのことが。
その病院も、とても混んでいてすごく待たなければならないことも多いです。
もちろん、田舎での子育てはデメリットばかりではなく、メリットも多いです。
しかし、この様なデメリットも、頭に入れておきたいものです。