遊び場探しに苦労する
田舎で困ることといえば、やはり「遊ぶところが少ない」と言うところでしょうか。
そう、田舎は遊ぶところが少ないです。
山もあり海もあるけれど、それでいつも遊ぶことができるとは限りません。
子育て中の主婦に聞くと、いつも子供の遊び場には苦労しているという話を聞きます。
まず、田舎には「遊園地」などという豪華なものはありません。
東京ディズニーランドやUSJなどの施設は遠いことが多いので、公共機関を使って遊びにいく、というのが当たり前。
東京や大阪近隣に住んでいると、これらの場所は非常に近いので、公共機関を使ってわざわざ遊びに行くという感覚がわかりにくいかもしれません。
でも、そうでもしないと行くことができないというのは事実なのです。
飛行機や新幹線を使わないと、遊園地などのレジャー施設を求めることは難しいかもしれません。
高知県の例
四国・高知県の例を挙げてみましょう。
高知県は、県庁所在市である高知市はそこそこ環境が整っていますが、両端にある室戸市・土佐清水市などは、本当に遊ぶことができるスポットがありません。
土佐清水市は、夕方7時を過ぎると閉まるお店が多く、さらにコンビニすらありませんので、旅行に行くと夜の食事を確保することが大変。
そのくらいの環境ですので、子供が生まれた場合、生活をするのがちょっと大変です。
本当に、車がなければ何をするのも難しい、と言う土地ですので、都会からいきなり引越しをすると、驚きの連続かもしれません。
慣れれば、それも当たり前のことになるのですけれどね。
車がないと生活できない
田舎に住むとなれば、やはり夫と妻で1台ずつ車を所有するというのは必要になると思います。
ちょっと広めで、遊具がたくさんある様な公園は、車がなければ行くことができないことも多いとか。
中には、車で1時間かけて、公園に行くという人もいるそう。
公園に行くたびに、1時間かけてしまうというのは大変なことかもしれません。
何より不便といわれているのは買い物。
スーパーが近くにないところだと、買い物ひとつするのも不便なので、やはり車を使って移動するという人が非常に多いです。
その買い物も、週に1~2回に絞って、ピンポイントで買出しに行く。
これが、田舎では当たり前のことなのです。
それも、前述の通り早くに閉まってしまうので、あいている間にぱぱっと済ませなければなりません。
これも、非常に大変です。
田舎暮しのデメリットとしてよく挙げられる「遊ぶところがない」「車がないと生活できない」は、いわれるだけのことはあるといわざるを得ません。